【就活・転職】離職期間(ブランク)はどのくらいが許容?長くても納得される回答は?
転職活動でよく聞く『ブランク』という言葉。
なんだか悪いものな気がしていませんか?
実はしっかり答えられれば好印象にだってできるんです。
どんな風に答えたら納得してもらえるか、どれくらいの期間なら気にしなくて良いのか。
説明できないとダメな理由や「何にもしてなかっただけ」はアウトなのか。
そんな疑問にお答えします。
そもそも転職活動でいうブランクとは?あるとダメなの?
転職サイトの登録でもブランクの期間を聞かれたりするけど、長いとそんなに不利になるの?
バイトしてたらブランクにならない?
まずは正しい理解から始めましょう。
自分ではブランクと思ってなかったけど面接で突っ込まれた!なんてことにならんようにね
ブランクとは
転職活動におけるブランクとは、退職日から次に働く会社の入社日までの期間のことです。
この期間を離職期間、ブランクと呼びます。
『企業などに所属していたか』が基準となるので、
アルバイトやフリーランスで収入があったとしても一般的にはブランクとみなされます。
ブランクの長さはどれくらいが普通?
転職期間は平均で2〜3ヶ月といわれています。
4ヶ月目以降からは企業側から「少し長いな」と思われると覚悟しましょう。
6ヶ月を超える場合からは特にはしっかりと「理由」が話せるようにしておく必要があります。
ブランクが長いとやっぱり不利になる?
短いに越したことはありません。
ブランクが長いと
- 計画性がない人
- 魅力やスキルが乏しいから内定がもらえない人
- 仕事へのモチベーションが低い人
- スキルや感覚が鈍っている人
- 柔軟性、判断力がない人
だから今まで就職(内定)できていないんだ。と思われてしまう可能性があります。
そうではないことをしっかり伝えられるようにする必要があります。
ブランクをネガティブな要素にしないためにできること
ブランクがいかに就活において不安要素になるかはわかりましたよね。
でももう出来てしまったブランクは変えることはできません。
ここからはいかにポジティブに変換できるかを考えていきましょう。
納得感のある理由を伝える
- 資格取得などの勉強
- フリーランスとして活動
- 留学や語学学習
- 職業訓練の受講
- 家族の介護
- 病気療養
①〜④はスキルアップとか経験積みたいってわかる好印象!具体的な理由と体験で肉付けすれば◎
⑤⑥もその間の経験で成長できたこととか気付いたことで話せそう
納得いく理由が話せれば長期に渡るブランクでもポジティブに捉えてもらえるでしょう。
しかし、実際にはやっていない場合に使うことはおすすめしません。
嘘をつくことは思っているよりも負担になりますし、
スキルを身につける内容においては実力が伴わないとすぐボロが出てしまいます。
「本当は何にもしていなかっただけ!」
なんて方は、次の項目を参考にブランク期間の捉え方や伝え方を工夫してみましょう。
「何にもしてない」って思わず考えてみるのが大事!
また、本当に就職活動をして半年以上が経ってしまった場合は、真実をしっかり伝えましょう。
この時に弱気になったりせず、自信を持って話せば想いは伝わるはずです。
キャリアチェンジしようと思って異業種に応募してたとか、いろんな会社を見たくて見学できる会社に足を運んでたとか!
ちゃんとした考えがあるって伝われば良いねんなぁ
ブランクをポジティブに伝える方法
人生の休暇としてゆっくり過ごしていた方もいらっしゃいますよね。
「話せるような学びや成長なんて無かった」そう感じている方、
まずはブランク期間の捉え方を変えてみましょう。
どんなことに時間を使っていたか思い返そう
『めちゃくちゃ趣味に走って遊んで楽しい時間を過ごしていました!』
なんて方はきっと少数ですよね。
すぐに行動できなかった方は人生に思い悩んだり、
応募先にも希望を持てなくて足が止まってしまったのではないかと思います。
でも、この記事を読んでいるということはすでに就活に前向きになってきた証です。
自分と向き合うのが必要なタイミングだったのだと前向きに捉えてみてください。
楽しく過ごした方も、ちょっと立ち止まった方もポジティブに自信を持って伝えましょう。
旅行や趣味の時間を作ってリフレッシュ
今まで仕事が忙しく出来なかった旅行や趣味に思う存分時間を使っていた場合。
ゆっくり過ごしたことで刺激を受け、また仕事を頑張りたいと思えたのでは?
見聞きして感動したものやスキルに繋がる知見が広がったことがあればより良いですね。
どれほど有意義に時間を使えたかを伝えるべし
自分を見つめ直すことに時間をかけた
この仕事合ってるのかな、と不安になることもありますよね。
「これが得意」「この瞬間が楽しい」そんな自分の感覚やスキルを洗い出し、
価値観をハッキリさせることで仕事への情熱を再認識できれば伝えたい想いも大きくなります。
価値観がハッキリしたら自信もつくし、メンタルも強くなるよ!
見つめ直すのに必要な時間やったって伝わるようにね
条件のマッチする企業を探していた
こだわった条件の企業を探していて、合うところしか受けないと決めている場合。
独自の事業を行っていたり、参入したいレアなサービスを提供している会社には有効でしょう。
自分の都合ばかりに合わせた条件では「自分の市場価値をわかっていない」と、
捉えられかねないので注意が必要です。
あまりにも理由が弱いと通用せぇへんよ
こんな独自性のある会社他にはないってとこじゃないとイマイチかも
新たなスキル習得に時間を費やした
社会人になってから学びたいと思ってもまとまった時間が取れないことは多いです。
自分の視野を広げるためであったり、人生を豊かにするための学びもありますよね。
仕事に直結するものならその意欲は魅力的に映るはずです。
仕事には全く関係のないスキルであったとしても、
「物事の捉え方が変わった」
「仕事に通じるものがあった」など成長を感じた面を伝えましょう。
デザイナーやけどマネーリテラシーの勉強するとか?
そやね。関係なようで色々繋がってたりするし、「多角的にものごとを考えられる」って思ってもらえそう
実際にブランクがあった私の回答
私の転職経験は2度、
1度目は4ヶ月、2度目は1年半のブランクがありました。
4ヶ月の際は面接の段階で3ヶ月ほどだったので特に聞かれませんでした。
ですが少し遅れたのには事情がありました。
1年半のブランクは病んでしまったのが大きかったですが、
職業訓練校にも通ったのでその点も踏まえて伝えました。
4ヶ月のブランクの理由
質問されなかったので、実際には伝えることがなかった内容です。
それでも聞かれたら答えられるだけの頭の整理はしておききました。
身の回りの整理
大阪から東京の会社を受けることは決めていたので、引越しが必要なことは明白でした。
家族の荷物も含めて一人で3週間ほどかけて断捨離しました。
売れるものは売ることで資金調達にもなりましたよ。
大きい荷物は処分にもお金かかるもんね〜
何が売れるか調べるのはいい経験になったで
1年半のブランクの理由
かなり長く空いてしまったので聞かれることは必至です。
自分でも納得して自信を持って話せる内容にできるまで何度も伝え方を考えました。
病気療養
激務&激しいハラスメントて体調を崩したので、本当に抜け殻になってしまいました。
でも面接では「前職ではハラスメントを受けて病みました」なんて言えないので、
「あまりにも忙しく、やりがいはあったものの体がついていかなくなって…」と説明。
「現在は体調も回復し、またやりがいのある仕事に就きたいと思い御社の〜に貢献したいと…」
このような前向きな姿勢をアピールしました。
それ以上に踏み込んで聞かれることはなかったで
ハッキリ答えられるかを見てるってことかな〜
キャリアチェンジに向けた職業訓練校での勉強
私はアパレルパタンナーからWEBデザイナーにキャリアチェンジしています。
病んでいた期間を経て自分の仕事への価値観や将来について考え、
WEBデザインの職業訓練校に通うこを決めました。
具体的に「仕事で大切にしている価値観」「キャリアチェンジに思い至った経緯」を話し、
どれくらい熱心に職業訓練に向き合ったかを伝えました。
納得して聞いてもらえましたし、内定をもらうことができましたよ。
転職エージェントを頼ってみよう
一人で悩み続けていてもなかなか進まないのが就職、転職活動です。
経験者や知識の豊富な人が周りにいれば相談もできますが、
そんな友人や知人ってなかなか居ませんよね。
転職エージェントであれば相談はもちろん、
スケジュール調整、年収交渉や応募書類の添削もしてくれます。
応募者側は無料で利用できるのでおすすめです。
大切なのは自信を持つこと
どんな理由でもブランクができてしまった事実は変えられません。
「納得してもらえるかな…」と不安になる気持ちはわかりますが、
弱気な物腰は魅力的には映らないもの。
まずは自分自身が事実を受け止めて前向きになりましょう。
ちゃんと受け答えできる準備をすることは自信をつける第一歩です。
この記事を活用して自分に当てはまる部分を探してみてくださいね。
堂々と話すことで企業側にも良い印象を与えられます!頑張ってください!