失業保険|認定日までのスケジュール【自己都合の場合・体験談】
失業保険の手続きやスケジュールが実際よくわからない。
そんな方のために、今までに2度失業保険をもらった私が図解付きで解説します。
就職活動に専念したり勉強に集中する上で安心材料となる手当。
もらうまでの流れや認定日、給付額の計算について詳しくみていきましょう。
認定日当日の流れについてもお伝えしますね。
▲スケジュールの解説で細かく見ていきますが、一度見ておくとわかりやすいかもです。
失業保険がもらえる人・条件
そもそも自分は失業保険がもらえるのか?
雇用保険の期間が足りているのか確認しましょう。
失業保険が受け取れる条件
『離職日以前の2年間で12ヶ月以上雇用保険に加入していること』これが条件です。
2022年1月から2022年12月まで働いた会社で雇用保険に入っていれば原則受給できます。
失業保険をもらうには仕事をする意思が必要
失業しているけれど、就職先が決まればすぐに働ける状態であること。
病気やケガ、妊娠出産などですぐに働けない状態の人は受け取れません。
働きたいけど就職先が決まらん人のための保険やからね
失業保険をもらうまでの流れ・スケジュール
手当の受け取りまでに必要な手順は以下の通りです。
- 必要書類の用意
- ハローワークへの申し込み
- 説明会への参加
- 認定日にハローワークへ行く(2回目から手当の給付)
④は受給期間満了まで認定日が来る毎に繰り返されます。
①必要書類の用意
- 離職票
- 証明写真(3.0㎝×2.4㎝)
- マイナンバーカードor免許証(無ければ公的な証明できる書類)
- 本人名義のキャッシュカードor通帳(振込先の確認がとれるもの)
私は2度目の給付申請の際に勤めていた会社から離職票をもらえず、
退職してから申請までにかなり時間がかかりました。
最後に離職票の入手方法についても触れていますので参考にしてください。
銀行の振込先は今の氏名と一致してるところしかNG!
②ハローワークへの申込 ※時間がかかる場合あり
最寄りのハローワークに行き申込をします。
私は1度目も2度目も1時間程かかりました。
『求職の申込』など書類の記入や待ち時間も発生するので、
時間には余裕を持って行ってください。
受給条件を満たしているか・離職理由(自己or会社都合)などを確認され、
今後参加が必要な説明会・認定日のスケジュールを教えてもらいます。
③雇用保険受給者初回説明会への参加
指定された日の説明会参加が必須です。
説明会の最初に『失業認定申告書』『雇用保険受給資格者証』の2点を受け取ります。
その後『雇用保険受給資格者のしおり』を見ながら制度や支給までの説明を受けます。
大体1時間半で終わるで
④初回認定日にハローワークへ行く
この日はまだ給付制限期間なので手当は出ません。
担当の方と話して、求職活動について確認(職業相談)されます。
これが『求職活動実績』となるので、
2回目の認定日までにあと1回の求職活動をすれば活動実績が2回となります。
求職活動は転職サイトなどからの応募でOKです。
ネット応募の方法についてはこちらの記事で解説しています。
④2回目の認定日〜(手当が支給される)
この日までに求職活動実績が2回必要です。
- 初回認定日の職業相談
- 求職活動(セミナー参加・ハローワークでの相談も含)
初回の認定日では16日分が支給されます。
これ以降は28日周期で認定日が設定され、支給額も28日分となります。
失業保険受け取りまでのスケジュール
申し込みから初回の支給まで2ヶ月と3週間かかります。
実際のスケジュールを見ていきましょう。
再就職手当における待機期間とは
自己都合退職の場合は『待機期間』が発生します。
再就職が決まると給付日数の残りに応じて『再就職手当』が受け取れるのですが、
待機期間の7日間は就職が決まったとしても再就職手当は出ないので注意が必要です。
再就職手当における給付制限とは
待機期間が終わってからは2ヶ月間の『給付制限』があります。
最初の1ヶ月はハローワークや職業紹介事業社の紹介就職に限り、
再就職手当が支給される場合があります。
1ヶ月を過ぎれば自分で探した就職先でも、
失業手当の残日数に応じた再就職手当が支給される場合があります。
場合がある…とは?
条件がいろいろあって、全部満たしてなもらえんのよ…
失業保険認定日当日の流れ・かかる時間
認定日はハローワークに行き、
『雇用保険受給資格者証』と『失業認定申告書』を指定の時間に提出します。
失業保険認定日当日の流れ
多少の差はあれど大体同じだと思うので私の地域の手順でお伝えします。
混雑具合にもよりますが大体20分程度で全て終わります。
- ファイルに書類を入れる
- 自分の受付時間になったら専用BOXにファイルを入れる
- 呼び出されるまで待つ
- 呼ばれたら担当者と内容を確認する
- 書類をもらって帰る
提出用ファイルが置かれているところへ向かい一枚もらいます。
このファイルには番号が振られていて、中にあらかじめ番号札が入っています。
書類を入れる際に番号札は手元に置き、提出用BOXにファイルを入れます。
※早めに着いた場合は指定の時間になるまで待ってください。
呼び出しは番号札の番号で行われます。
番号の呼び出しが聞こえる範囲で待機してね
失業保険認定日の指定時間についてはできるだけ守る
混雑を避けるために時間で区切っているので、基本的には指定された時間に行きましょう。
ただ、急に予定が変わることもありますよね。
そんな場合は時間を変更して行っても構いません。
ハローワークに時間変更の連絡はしなくても大丈夫。
「なぜ時間外に来たのですか?」と聞かれますが
「私用が入りました」と答えれば問題なかったです。
そこまで厳しくないねんな
『指定の時間』はね
『認定日』は基本変えれんから注意して!
失業保険の日額と給付所定日数・金額の計算
自分がいくらもらえるのかが一番気なるところですよね。
計算方法をご紹介します。
失業保険・手当日額の計算方法
退職前6ヶ月の給与平均日額×給付率(50-80%)=手当日額
とされていますが、具体的な数字がわかりませんよね。
実は年齢や日額によって給付率が違うからなのです。
▼細かい計算方法はこちら
【厚生労働省】基本手当日額の計算式及び金額
正直ややこしいですよね。
▼計算サイトを見つけたのでよろしければ活用してください。
【keisan Presented by CASIO】雇用保険の給付額(失業給付金)の計算
失業保険・認定日にもらえる金額の計算
2回目の認定日に初めて支給されます。
その際は16日分ですので、例えば日額¥5,500だった場合
¥5,500×16日=¥88,000となります。
給付日数が120日の場合は¥5,500×120日=¥660,000
最後まで給付を受けた場合はトータルでこの金額が受け取れます。
失業保険・所定給付日数とは
手当が何日分支給されるかは雇用保険の被保険者であった期間によって変わります。
おまけ|離職票がもらえなかった(私の場合)
私は2度目の給付申請を行う前に勤めていた会社から
通常退職後2週間ほどで届く離職票が届きませんでした。
調べると「必要だと伝えない限り発行する義務はない」とのこと。
頼まなくても出してくれるのが当たり前だと思っていたので驚きました。
渋々社長に電話するも「今まで作ったことないしこれからも出さん(ガチャギリ)」とのこと。
なのでハローワークに相談に行きました。
調べてもらうと私が退職したことにすらなっておらず、
会社側の不備が出てきたのでそれも込みで連絡してもらうことに。
ハローワークからのお達しにはすぐに応えたようで、
相談から約2週間で自宅に離職票が届きました。
まとめ|失業保険が支給されるまでには時間がかかる
自己都合の場合、申請から支給までかなり時間がかかります。
※大体3ヶ月弱(2ヶ月と3週間)
就職先をじっくり決めたい場合などにとても助かる制度ですが、
初回の給付までの時間に困らないだけの蓄えは必要となります。
仕事を辞めるとお金の減っていくスピードに不安になってしまうもの。
制度の特徴を知って上手く活用してくださいね。